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【実体験】webデザインの職業訓練は行く価値があるのか?

投稿日:2020年1月19日 更新日:

【実体験】webデザインの職業訓練は行く価値があるのか?
ハローワークから申し込むことができる「職業訓練校」。
就職の支援を目的とし、無料でスキルを身につけることのできる制度です。

ただ、実際に申し込むとなると「行く価値があるのかな」「どんなことを勉強するんだろう」などとしり込みしてしまいますよね。

わたしは職業訓練校でwebデザインを学ぶことができる4か月のコースに通っていました。

今回は、職業訓練で学ぶことができる内容と、本音の感想を書きたいと思います。
職業訓練に行くか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

職業訓練とは

職業訓練とは、就職に役立つ知識やスキルを学ぶことができる公的な制度です。

基本的には無料で受講することができるため、キャリアチェンジやキャリアップを考える際に役立ちます。
「ネイリスト」「CAD」など様々なコースが用意されており、「Webデザイン」はその中の一つです。

職業訓練は「就職」を目的として行われるものです。
そのため、受講できるのは「就職の意思がある人」に限られます。
また、受講するときに失業中である必要があります。(ハローワークが定める時間内のアルバイトなどはOKです)

職業訓練は、失業保険を受給することができる人が受けられる「公共職業訓練」と、失業保険を受給できない人が対象の「求職者支援訓練」に大きく分かれます。
失業保険を受給できる場合、失業保険をもらえる日数が延長されるなどのメリットがあります。
失業保険を受給できない方も、職業訓練に通うことで毎月、手当をもらうことができます。

申し込みはハローワークから行います。
少しでも興味がある方は、一度ハローワークに行って相談してみることをお勧めします。
(わたしは大阪・梅田のハローワークを利用しましたが、窓口の方は皆さん優しく丁寧でした!)

webデザイナー4か月コース

わたしは大阪市のwebデザインを学ぶことができる4か月のコースに通っていました。

1~2か月目は教室で座学で学びながら、制作の練習を行います。
3か月目は実際にお客様にヒアリングをし、webサイト(ホームページ)の制作をします。
4か月目は実際にwebサイトの制作会社に行き、インターン(ちょっとしたお手伝い程度)を行いました。

倍率はどれくらい?

職業訓練を受講するためには、筆記試験と面接を受ける必要があります。

わたしが受けたとき、定員20人に対し応募が60名ほどで倍率は3倍くらいでした。
ただし、時期によって倍率は大きく変わり、もっと低い時もあるようです。

どんな人がいるの?

わたしが通っていたコースは「社会人経験のある人のみ」が通うことのできるコースでした。
そのため、マナーなどキチンとされている方ばかりでした。

年齢は20代前半から30代後半の方まで様々でした。
他のクラスでは50代の方が受講したこともあるそうです。

職業訓練前に就いていた仕事もいろいろで、自分の知らない業界の裏話などを聞けて面白かったです。
ちなみに、前職がweb関係だったのはわたしだけでした。

皆さん大人ですし、一緒にいる期間が3か月と短いこともあり、変な派閥などはなく、とても過ごしやすかったです。

先生はどんな人なの?

現役でフリーランスのwebデザイナーをされている方が講師でした。

業界経験が豊富な先生が多く、業界の話も教えてくれます。
就活について業界人としての立場からアドバイスをもらうこともでき、参考になりました。

どんな場所で学ぶの?

webや紙のデザインを教えている専門学校の教室で学びました。

職業訓練で学べること

webデザイナーの職業訓練で学べることは、大きく3点です。

  • webデザイン
  • コーディング
  • 就職活動

それぞれどういったことを教えてもらえるのか、書いていきますね。

webデザイン

webデザインで必要なツール(Photoshop, Illustrator)の使い方を勉強します。
受講生は一度もソフトを触ったことがない人がほとんどですので、基礎から丁寧に教えてもらえます。

ただし、時間数が限られているため演習の時間が多くあるわけではありません。
web制作の実務で使う最低限の知識・スキルを厳選して習います。

先生もきちんとカリキュラムを考えてきてくださっており、補足の資料なども沢山もらえました。

コーディング

「webデザイン」とは、大きく「デザイン」と「コーディング」の2つの作業に分かれます。
web上で見ているすべてのページは文字で作られており、その文字を打っていく作業を「コーディング」と呼びます。

コーディング
見た目はこう見えていますが・・・

コーディング
裏側はこのようになっており、この文字たちが見た目を作っています。
この文字を打ち、見た目を作っていく作業がコーディングです。

職業訓練では、コーディング(html,css,JavaScript)の知識を必要最低限、教えてもらえます。
当然、コーディング経験のある受講生はほぼいないので、基礎の基礎から丁寧に習うことができます。

就職活動

プロのキャリアコンサルタントの先生による、就職活動の授業が5回ほどありました。

自己分析や面接の対策など、就職活動に向けた準備を行います。
特に自己分析は分析方法も教えてもらえますし、自分の価値観や興味を把握するいい機会になります。

授業とは別にキャリアコンサルティングを受ける機会もあり、キャリアコンサルタントの先生に進路相談に乗ってもらえます。



訓練中に必要な勉強

時間数の関係もあり、職業訓練では最低限の知識しか学ぶことができません。
なので、本気でwebデザイナーを目指す方はある程度の自習が必要になります。

最低限、カリキュラム外で勉強しておいた方がいいと思うことを挙げますね。

デザインの基礎

3か月という短い期間では、授業内でツールの使い方を学び、webサイトを一つ作ってみるのが精一杯です。
なので「デザイン」そのものに関しては、本やwebサービスなどを使って自分で勉強をする必要があります。

ツールを使いこむ

せっかくphotoshopやillustratorなど、ツールの使い方を習っても復習しなければ忘れてしまいます。
ツールの使い方を定着させたり、授業では習わない機能を覚えるためにもツールを使う必要があります。

授業内で作れる作品数も少ないので、バナーやwebサイトを自主的に作るのがおすすめです。

コーディングの練習

コーディングも復習をしないと忘れてしまいます。また、授業内で習うことだけでは、実務レベルとは言えません。
そのため、自主的にwebサイトを制作するなどコーディングの練習をするのがおすすめです。

コーディングができると、デザインしかできない未経験者より就活で有利になりやすいです。ぜひスキルを磨いておきましょう。

コーディングの勉強方法はこちらの記事で紹介しています。どうやって勉強するんだろう?と思った方は、ぜひ読んでください。

【初心者向け】コーディングが上達する勉強法を現役コーダーが教えます

作品作り

webデザイナーとして就職するためには、必ずと言っていいほど「ポートフォリオ」の提出が求められます。
「ポートフォリオ」とは自分のスキルを示すための「作品集」です。

授業で作るものだけでは、多くの場合、数が不十分です。

デザイン、コーディングの勉強にもなりますし、積極的にバナーやwebサイトなど、作品作りをするのがおすすめです。

行ってみて分かった!訓練のメリット

  • 失業保険期間が延長される
  • Webの世界を知ることができる
  • 自分を見つめ直す時間が持てる

わたしが感じたメリットは大きく上の3つです。

失業保険期間が延長される

通常ならば3か月間のところ、訓練に通ったことで4か月間、失業保険が支給されました。(訓練の日数分支給されます)
失業保険をもらえない方も手当てが支給されます。

また、訓練に通い始めた日から保険がもらえるため、待機期間(保険の受給が開始されるまで待つ期間)も短くできます。
※ただ、保険を受け取ることができるのは支給開始日の翌月末のため、2か月分くらいの生活費は用意しておいた方安心です。

保険に関してはハローワークで聞くと詳しく教えてくれますよ。

Webの世界を知ることができる

「webデザイナー」と呼ばれる人たちが、実際にどんなことをしているか詳しく知らない人も多いですよね。
職業訓練に通うことで仕事の一端を経験できますし、現役デザイナーの先生から業界の話を聞くこともできます。

仕事を少し体験し、生の話を聞き、それでもweb業界に就職したいと思えばweb業界を、「思っていたのと違う!」となれば別の業界を目指せばいいのです。

実際、職業訓練でwebデザインを学んだものの、「自分には向いてない」「興味が持てない」と他の業種に就職する人もいます。

自分を見つめ直す時間が持てる

普段働いていると、自分のやりたいことや、今後のキャリアについてゆっくりと考える機会はあまりないもの。
会社を辞めても「早く就職しなきゃ」と焦ってしまい、自分の希望をじっくりと考えられません。

職業訓練に通うことで、一度立ち止まって自分のやりたいことをゆっくりと考える時間を持つことができます。

教室に行けば他の受講生や先生がいます。就職や進路について一人で悩むのではなく、相談する相手ができるのもポイントです。

Webデザイナーになれるのか?

努力次第でなれます。
職業訓練に通い、未経験からwebデザイナーになった人はたくさんいます。

しかし、未経験からwebデザイナーになるには、ある程度の努力が必要です。

なぜなら、webデザイナーになるためにはwebデザインができる会社に、入社を認められる必要があるからです。
そのため、会社に入ることができるよう、作品作りや就活の準備などを行わなければなりません。
(フリーランスであっても、実績がなければ案件を獲得するのは難しいため、努力が必要です)

なので、なれるかどうかは努力次第と言えます。

結論:行く価値はある

  • 興味のあるスキルを無料で学べる
  • 失業中の金銭的メリット
  • webの世界を知ることができる
  • 自分を見つめなおす時間ができる

上記だけでも、職業訓練に行く価値は十分あると思います。
web業界で働くか、やめておくかは学んでみてからでも遅くありません。

迷っている方は、一度、ハローワークで相談してみましょう!

この記事を書いた人

aya

aya

制作会社でwebディレクター兼デザイナーとして勤務。主にwebディレクション、webデザインについて初心者向けに記事を書いています。

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